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金栗四三がグリコのロゴのモデルって本当か?真相はすでに解明されていた

「金栗四三」は「グリコロゴ」のモデルだという、噂の真相が、この記事ですぐわかります。

大阪・道頓堀にかかげられていることで有名な「グリコ」のロゴ。

金栗四三さんがモデルではないか?と言われていたが、実はそうではなかった!

グリコロゴのモデルは、いったい誰なのか調べたところ、判明しました!


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歴史専門サイト「レキシル」にようこそ。

拙者は当サイトを運営している「元・落武者」と申す者・・・。

どうぞごゆっくりお過ごしくださいませ。

この記事を短く言うと

  1. 「グリコ」ロゴのモデルは「金栗四三」さんではない
  2. グリコロゴのモデルは、フィリピン「カタロン」、日本の「谷三三五(たに ささご)」や「金栗四三」など、複数のアスリートが用いられている
  3. グリコロゴの正式名称は「ゴールインマーク」。グリコの創業者「江崎利一」さんは、神社で遊ぶ子供たちを見て、このロゴを思いついた

金栗四三と「グリコ」ロゴの関係!金栗がモデルではない!

「金栗四三(かなくり しそう)」

日本人最初の「オリンピック選手」にして「マラソンの父」と呼ばれた人物

≪金栗四三≫
「引用元ウィキペディアより」

そんな「金栗四三」さんが、日本を代表する食品メーカー「グリコ」のロゴのモデルであるという噂があります。

《グリコ》
「引用元ウィキペディアより」

しかし実際には、金栗四三さんがモデルという噂は「ガセ」です。

正確に言えば、「金栗四三さんもモデルとなってはいるものの、金栗さんだけがモデルというわけではない」のです。



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グリコロゴのモデルは誰?

では、グリコロゴのモデルは、いったい誰なのでしょうか?

このグリコロゴ・・・実は、「複数」の人物をモデルにして描かれている代物なのです。

 

フィリピンの「カタロン」(極東オリンピック優勝のアスリート)

日本の「谷三三五(たに ささご)」(パリオリンピックに出場)

そして「金栗四三」さん。(ストックホルム・アントワープ・パリ、オリンピック三大会に出場)

大阪の道頓堀にかかげられている「グリコ」のロゴ看板は、実は「7代目」。時代とともに書き直されているのです。

グリコロゴ誕生のエピソード!子供達の競争がきっかけ

「グリコ」のロゴは、どのように誕生したのか?

この「ロゴ」を考案したのは、「グリコ」の創業者「江崎利一」さん。

彼は「グリコ」の商標を、どのようにするのかで、頭を悩ませていました。

そんなある日、とある神社の境内で「かけっこ」をする子供たちを発見。

バンザイをしながらゴールする子供たち。それをみた「江崎」さんは、「これをロゴにしよう」と考えます。

「健康食品」をあつかう会社「グリコ」。健康的な商標には、「スポーツ」をしている人の様子が最もふさわしい・・・と考えたのです。

江崎さんは自ら原案を書き、1921年(大正10年)。正式名称「ゴールインマーク」を誕生させます。

しかし数年後、女子学生から「ロゴの顔が怖い」と言われて書き直し。その時、「実在のスポーツ選手」をモデルとしたのでした。

この3年後(1924年)に開催された「パリオリンピック」のマラソンで、金栗四三さんは「途中棄権」に終わっています。



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『金栗四三』について「ひとこと」言いたい!

金栗四三さんが「グリコロゴ」のモデルだった!!!という説は、個人的に支持したい説でした。

金栗さんは、なんというか、日本的な「ヒーロー」だったような気がするのです。

源義経」「真田幸村」などなど、日本で歴史上「ヒーロー」とされる人たちは、夢や目的を果たせず、悲しげな最期をとげています。そういう人たちが、日本人からは愛されているのです。

金栗四三さんは、まさに「日本人から愛される『ヒーローの要素』」を兼ね備えた人なのではないでしょうか。

  • 最初の「ストックホルムオリンピック」では「行方不明」
  • 次の「ベルリンオリンピック」は、不運にも「中止」
  • 「アントワープオリンピック」では、「16位」
  • 「パリオリンピック」では、「途中棄権」

どれもこれも結果が出せていません。

しかし金栗さんはあきらめません。

「後進育成」に力を注ぎ、ついに1964年「東京オリンピック」で、「金栗四三」にあこがれてマラソンを始めた「円谷幸吉」が、銅メダルを獲得する快挙を成し遂げたのです。

2019年の大河ドラマ「いだてん」は、「金栗四三」さんが主人公です。このドラマをきっかけにして、泥臭く、それでもあきらめないヒーローを、視聴者は広く受け入れてくれるのではないでしょうか。



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まとめ

本日の記事をまとめますと

  1. 「グリコ」ロゴのモデルは「金栗四三」さんではない
  2. モデルは、フィリピン「カタロン」、日本「谷三三五」、日本「金栗四三」など、複数のアスリート
  3. ロゴの正式名称は「ゴールインマーク」。グリコ創業者「江崎利一」さんが、神社境内で遊ぶ子供たちを見て思いついた

以上となります。

本日は「レキシル」へお越し下さいまして誠にありがとうございました。

よろしければ、また当「レキシル」へお越しくださいませ。

ありがとうございました

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