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銀閣寺を建てた人物は誰?いつ何の目的でどんな理由で作られたのか解説

皆さんは銀閣寺ぎんかくじを、ご存知でしょうか?

実は銀閣寺について、くわしく知っている方は、それほど多くないみたいです。

この記事では銀閣寺を、わかりやすく、みじかく、カンタンに解説いたしました。

今は銀閣寺について、漠然としか知らなかったとしても、大丈夫です。

これを読めば、誰かに説明できるほど、銀閣寺に詳しくなれます。

この記事を読んで、銀閣寺の疑問をスッキリと解消していただけたら、これほど嬉しいことはありません。


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どうぞごゆっくりお過ごしくださいませ。

この記事を短く言うと

  1. 銀閣寺を建てた人は、室町幕府の八代将軍・足利義政あしかがよしまさ
  2. 銀閣寺は、1482年に建設が開始され、1490年に足利義政が亡くなるまで建設が続けられた。
  3. 銀閣寺は、足利義政が生活するための住居として建てられた。
目次

【銀閣寺】を、建てた人は誰?

銀閣寺を建てた人は、足利義政あしかがよしまさという人です。

足利義政
引用元ウィキペディアより

足利義政とは、室町幕府の第八代目の征夷大将軍せいいたいしょうぐんだったお方です。

義政といえば、応仁おうにんらんを引き起こした無能な将軍として有名です。

応仁の乱とは、戦国時代という戦乱の時代が始まるきっかけとなった、京都を舞台とした大戦争のことです。

義政の政治能力の無さが原因で、応仁の乱は1467年から11年にも渡ってつづいたのです。

 

「応仁の乱」については、以下のリンク記事で、くわしく解説しております。


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【銀閣寺】は、いつ建てられたのか?

銀閣寺は、応仁の乱が終わった直後の1482年から建設工事が開始されたといわれています。

銀閣

工事開始の翌年の1483年に、完成していないにも関わらず、足利義政はこの銀閣寺へ引っ越してきて生活し始めたそうです。

その後も義政は、室町幕府が応仁の乱で財政難に陥っていたにも関わらず、民衆から増税してまでお金を集めて、この銀閣寺の工事を続けたのでした。

1490年、足利義政は銀閣寺の完成を見届ける前に亡くなります。

その後、義政が住む家として建設されたはずの銀閣寺は、建設する理由を失ったものの、足利義政の菩提ぼだいとむらうためのお寺として慈照寺じしょうじと名付けられて、現代にいたるのです。

 

「室町幕府」について、以下のリンク記事で、くわしく解説しております。


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【銀閣寺】は、どんな目的・理由で建てられたの?

銀閣寺は、足利義政の住まい・居住地として建設された建物です。

征夷大将軍の職を息子の足利義尚あしかがよしひさにゆずっていた義政は、征夷大将軍の邸宅である室町御所むろまちごしょも義尚にゆずっていたため、住まいが必要だったのです。

義政は、金閣寺を見本にして、銀閣寺を建てたといわれています。

実は足利義政は、応仁の乱のような戦争を終わらせる政治能力には乏しい人物でしたが、美しい建物やお庭をつくる芸術的な能力には人一倍優れた人物だったのです。

銀閣寺の庭

そのため、銀閣寺の庭園やその周辺の建物は、当時からとても美しく、話題だったようです。

義政は、銀閣寺が建てられたこの東山ひがしやまという地に、応仁の乱という戦乱で荒廃した京都とは違う、地上の楽園・極楽浄土ごくらくじょうどをつくろうとしたのではないでしょうか。

金箔が張り巡らされて、黄金に輝く金閣寺とは違い、銀閣寺には銀箔のような豪華絢爛な様子はありません。

「完成当時は、銀閣寺には銀箔ぎんぱくが貼られており、銀に輝いていた」

という説もあったようですが、近年の研究によると、最初から銀箔は貼られていなかったようです。

なぜ銀箔が貼られなかったのかは、「もともと貼るつもりがなかった」または「銀箔を貼るだけのお金がなかった」などと噂されており、はっきりとはしていません。


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〈金閣寺〉を、建てた人は誰?

銀閣寺に対して、金閣寺をつくったのは足利義政の祖父にあたる室町幕府の三代将軍・足利義満あしかがよしみつです。

足利義満
引用元ウィキペディアより

義満は、京都の北山という地に、金箔を貼り付けた金閣寺を建てて、その力を世にほこったといわれています。

《金閣》
引用元ウィキペディアより

義満が生きた頃の文化は、北山文化きたやまぶんかと呼ばれ、金閣寺に代表される豪華絢爛ごうかけんらんなものとして知られています。

それに対して足利義政が生きた頃は、東山文化ひがしやまぶんかと呼ばれ、銀閣寺に代表されるような、わびしく寂しいものが好まれる時代でした。

足利義満が生きた時代は、室町幕府も絶大な権力を保持して、豪華な生活をしていたようですが、義政が生きた時代は、応仁の乱で人々は疲れ財政難におちいり、とても豪華な生活をする余裕などなかったようです。

金閣寺については、以下のリンク記事で、さらにくわしく解説しております。


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まとめ

本日の記事をまとめますと

1,銀閣寺を【建てた人】は誰?

銀閣寺は、室町幕府八代将軍・足利義政が建てた。

 

2,銀閣寺は【いつ】建てられたのか?

銀閣寺は、1482年に建設が開始され、1490年に足利義政が亡くなるまで建設が続けられた。

 

3,銀閣寺が建てられた【理由や目的】とは?

銀閣寺は、足利義政の住まい・住居として建てられた。

以上となります。

本日は「レキシル」へお越し下さいまして、誠にありがとうございました。

よろしければ、またぜひ当サイトへお越しくださいませ。

ありがとうございました。

その他の記事

よろしければ、以下のリンク記事も、ぜひお役立てくださいませ。

『【応仁の乱とは】簡単にわかりやすく解説!』の記事はコチラ

『【幕府とは何か】わかりやすく簡単解説!朝廷との違いとは』の記事はコチラ

『足利義昭の全てを徹底解説!』の記事はコチラ


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