皆さんは1600年の【関ヶ原の戦い】を、ご存知でしょうか?
この記事の内容を簡単にまとめますと以下のとおりです。
- 関ヶ原の戦いで、小早川秀秋などの武将が、西軍の石田三成を裏ぎっている
- 裏切りがなければ、石田三成ひきいる西軍が勝利しただろう
- 西軍が勝利したとしても、徳川家康が戦死したとは限らない
- 裏切りがなく西軍が勝利したら、豊臣秀頼と石田三成による不安定な時代が続いただろう
この記事では、歴史のIF(もし)に挑戦して
【関ヶ原の戦いで、もしも裏切りがなければ結果はどうなったのか?】
を、わかりやすくカンタンに解説いたしました。
今は関ヶ原の戦いについて、漠然としか知らなかったとしても、大丈夫です。
これを読めば、誰かに説明できるほど、関ヶ原の戦いに詳しくなれます。
歴史専門サイト「レキシル」にようこそ。
どうぞごゆっくりお過ごしくださいませ。
関ヶ原の戦いの裏切りをわかりやすく解説
結論【西軍の小早川秀秋が、石田三成を裏切って、徳川家康の東軍に味方した】
関ヶ原の戦いで、もしも小早川秀秋が西軍を裏切っていなかったら、戦いは西軍が勝利していたでしょう。
- 石田三成
引用元ウィキペディアより
史実によると、関ヶ原の戦いでは、最初は西軍が有利に戦っていました。
西軍の中で、積極的に戦ったのは
- 石田三成
- 大谷吉継
- 小西行長
- 宇喜多秀家
- 島津義弘
この5部隊だけで、総勢約35,000〜40,000人であったといわれています。
それでも西軍は、東軍と一進一退で互角の戦いをしたといわれているのです。
しかし、小早川秀秋が東軍に寝返ったことで、戦況は一変しました。
小早川秀秋軍15,000人の裏切りで、西軍は一瞬で崩壊しているのです。
- 小早川秀秋
引用元ウィキペディアより
もし秀秋が裏切りをせず、西軍に忠実だったら、戦いの流れは違っていたかもしれません。
小早川秀秋が東軍に襲いかかっていたとしたら、先陣・福島正則の部隊は、側面を攻撃されて崩壊していたでしょう。
もし小早川秀秋が西軍を裏切らなければ、西軍は東軍よりも強力な戦力を維持していた可能性が高かったです。
その結果、西軍は戦いを有利に進めることができ、勝利した可能性が高いと思います。
この裏切りがなければ、歴史は別の方向へ進んでいた可能性があります。
また、一説によると【小早川秀秋は最初から東軍に味方しており、裏切りではない】との意見もあります。
しかし関ヶ原の戦いの約1月前に行われた伏見城の戦いでは、小早川秀秋は西軍に味方して、家康の部下・鳥居元忠を攻撃しています。
- 鳥居元忠
引用元Wikipediaより
前哨戦で西軍に味方し、関ヶ原の戦い前に東軍に乗り換えているのです。
これは小早川秀秋の領地が敵地の真っ只中だったため、西軍に味方せざるを得なかったという見方もあるようです。
→→→→→【関ヶ原の戦いを簡単に解説】についてくわしくはこちら
裏切りがなければ、徳川家康は戦死していたのか?
結論【裏切りがなかったとしても、徳川家康が戦死した可能性は低い】
関ヶ原の戦いで、小早川秀秋が裏切らず、西軍が勝利したとしても、徳川家康が戦死したとは限りません。
- 徳川家康
引用元ウィキペディアより
実際に、史実では敗北した石田三成も、一時的にではあるものの、戦場からの逃亡に成功しているのですから。
もしも東軍が敗北していたとしても、家康は岐阜城へ逃亡。
または、中山道を関ヶ原へ向かっていた徳川秀忠ひきいる徳川軍本隊38,000人と合流していたでしょう。
そして江戸城へ逃げ延び、その後は西軍との和睦交渉を開始していたものと思われます。
もし万が一、家康が戦死していた場合、息子の秀忠は流罪になっていたのではないでしょうか。
西軍が勝利した場合、その後の歴史はどうなった?
結論【徳川幕府260年の平和は存在せず、室町幕府のような不安定な時代が続いた】
当然ですが、西軍が勝利していたら、家康による江戸幕府260年の平和はなかったでしょう。
そしてその後、豊臣秀頼と石田三成による政治が続いたと思いますが、徳川幕府ほどの長い安定を築けたとは思えません。
- 豊臣秀頼 京都市養源院蔵:Wikipediaよりパブリックドメイン
豊臣家の政治では安定した平和を実現できず、室町幕府のように、乱が頻発する時代が長く続いたのではないでしょうか。
その後、豊臣家の政権は100年足らずで崩壊し、次の天下人が日本を支配したと考えるのが妥当な気がします。
→→→→→【豊臣秀頼の最期と発掘されたご遺体】についてくわしくはこちら
まとめ
本日の記事をまとめますと
- 裏切りがなければ、石田三成ひきいる西軍が勝利しただろう
- 西軍が勝利したとしても、徳川家康が戦死したとは限らない
- 裏切りがなく西軍が勝利したら、豊臣秀頼と石田三成による不安定な時代が続いただろう
以上となります。
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